ギボシ

| コメント(0)

ギボウシ2010-6.JPG

ギボウシ2010-7.JPG

今年の夏は本当に暑いですね。

ここまで暑いと、植物はグッタリかというと、
どうしてどうして、
植物たちはたくましく花を咲かせています。

神殿チャペルイタリアンレストランの庭に
植えてある、ギボウシもその一つです。

ギボウシは地方によって呼び名がまちまちだとの事、
ここ金沢で、私は幼いころから「ぎぼし」と
聞いてきたので、
今日の日記は「ぎぼし」で通しますね。

湿地を好むこと、
日陰でも育つこと、
この2つの特色から、
ギボシの花は梅雨のものだと
ずっと思い込んでいました。

でも今年、
花日記でとりあげようと
梅雨前から何度もシャッターを押し、
なんかイマイチだなぁ、と思っていたところ、
梅雨の時よりも、
今のこの炎天下に、
最高にキレイに咲き揃っていることに気づきました。


ユリ科の植物で、
日本が自生のメインの国であるギボシ。
栽培が簡単であちこちで見る事ができるギボシ。
花と同等もしくはそれ以上に
葉っぱが愛されているギボシ。

あまりに身近であるが故に、
梅雨が好きなんだろうと思いこんで
一所懸命、咲き続けている事にすら
きづいてあげてなかった。
キチンと見ていてあげてなかった。


太陽に向かって上向きに咲くのではなく、
地面に向いて、少し恥ずかしそうに咲くギボシは、
まるで主役になることを拒んでいるようで、
でも姿は庭の面々の中でしっかりとした
存在感で役割を全うしています。

ススキ

| コメント(0)

ススキ2010夏.JPG

ススキ2010夏-2.JPG

夏のススキって好きです。

ススキって俳句でも秋の季語だけど、
カンカン照りの夏の青い空に
蒼々としたススキはとっても似合うと思う。

子供のころ、虫獲りをしたり、
シロツメグサを編んだり、
夏休みの思い出には
必ず背景にススキがあった気がします。

画像は、駐車場の脇のススキです。

ススキについて、植物的に書くことは
あんまりないかも、と思いながら調べると、
ススキは草原から森林に変わる時、
その草原としての最終段階に生えるものだと
知りました。
ススキを刈る、という事を怠ると、
そこにある他の花々は廃れていくそう。

つまりススキは「草花」としては最強。

だからどうとかいう話ではないのですが、
こういう風に知ると、
花をつける木ってとても不思議です。

植物たちは、淘汰されながらも
確実に進化していっています。

私たちも進化しなきゃ。

「強いものが生き残った訳ではない。
賢いものが生き残った訳でもない。
環境の変化に順応できたものだけが生き残った。」

ダーウィンの進化論の有名な言葉。
古典は時空を超えて、
後世の私たちにメッセージを送ってくれています。

フレンチ・ラベンダー

| コメント(0)

ラベンダー1.JPG

ラベンダーって、
栽培が楽と言われているのに、
うちではことごとく失敗します。

風通しの問題?
陽あたりの問題?
土や栄養の問題?

なんとなく原因も究明せぬまま
なんとなく避けるようになっていた、ラベンダー。

それでも、ラベンダーの香りは魅力的で、
何年かぶりに昨年、鉢植えで購入して、
チャペルの前に植えました。

ラベンダーは、精神安定・リラックスの
効果があると言われる一方、
交雑種がおこりやすい性質であること、
産地によってアロマ成分の構成が変わることなど、
調べていくとけっこうデリケートな子です。

今年は初めて2年目にも開花したラベンダー。

理屈では調べればいろいろ判っても、
実際のところはやってみなきゃ答えはわからない。
実際に植えてみないと、どう育つかはわからない、
それがもどかしくもあり、
ガーデニングの意気込みでもあるのでしょう。

ゴーヤーカーテン

| コメント(0)

ゴーヤー2010-1.JPG

ホテル1Fに設置した
ゴーヤーのグリーンカーテンが
かなり成長して、梅雨明けに間に合いました。

今年でこのグリーンカーテンは3年目になります。

最初の年は、ネットを張るのに手間取りました。
また、ゴーヤーが少し伸びる度に、
ネットに均等に這わせようと、
かなり人の手を入れて絡ませた感じです。

昨年は、葉に虫がつくんじゃないか?
と消毒にてんやわんや。

そんな感じで
去年まではかなり手間がかかっていた、
というか正確には手間をかけていたので、
大変だし今年はやめようか??
という話も出たのですが、
過保護にせずにやるだけやってみよう、
という方針でしてみたら、
思った以上にきちんと育ってくれ、
ここまでの形になりました。

ゴーヤー2010-2.JPG

ゴーヤーの苗を植えたのは5月の終わり。
今では、かわいい黄色い花と、
大きくなったゴーヤーが
窓越しにたくさん見る事ができます。

ゴーヤー2010-3.JPG

この育ったゴーヤー、
収穫せずに放っておくと、
緑の実は黄色にかわり、
それでも放置しておくと、
熟して皮がやぶれ、種が出てきます。

今年は、このまま水やり以外は手を入れず、
お客様にも
黄色いゴーヤーや、種が出ているゴーヤー、
すべて自然のままをお見せしたい、
そんな風に考えています。

モンキアゲハ

| コメント(0)

モンキアゲハ1.JPG

モンキアゲハ3.JPG

昨日のバタフライ・ブッシュがらみで
今日は昆虫ネタです。
昆虫嫌いな方、ごめんなさい!

赤いラズベリーのような色をした
スカビオーサに、
こんなに大きな蝶々が蜜を吸いに
やってきていました。

かなり近づいて写真を撮っても
逃げるそぶりすら見せません。

おかげで紋柄もキレイに撮れ、
名前を調べる事ができました。

モンキアゲハ。
日本に生息する蝶々では
最大級の部類だそうです。

以前、カライトソウの葉
とりあげたときにも書きましたが、

蝶々やミツバチと、花々の関係って
とても素敵です。

幼虫の時に葉っぱを食べさせてあげて、
成虫になったら、蜜をあげる。
その時に結果的に受粉のお手伝いをする。

これしてあげたんだから、
これしてちょうだい、という
GIVE&TAKEではなくて、
自然界で繰り広げられる生命の摂理。

それに比べて、
人の血を吸って、代わりに
カイカイ薬を塗る蚊って何なんでしょう?
(↑嘘です。痒くなる理由は
そんな液のせいではないそうです。)


あいも変わらず、
カライトソウの葉は
よく青虫に食べられています。

「あらー、こんなに食べて。
でも、この子らにも生活あるしねぇ。」

先輩はこの花日記読まないのですが、
それなのに自分とまったく同じ感想を持っていて、
ちょっと笑みがこぼれた瞬間でした。

バタフライ・ブッシュ

| コメント(2)

ブッドレア2010-6.JPG

ブッドレア蝶2010.JPG

蝶が集まる花、
通称ブッドレア、英名バタフライブッシュが
N-36.5へと向かう道の途中に
咲き始めました。

ブッドレアは、咲いている期間は本当に華やかで、
しかも蝶々がたくさん訪れ、
この花に周辺はとても幻想的になるのですが、
冬が来る前にバッサリと切ってから春先までの間は、
裸の枝になり、けっこう色気のない感じになります。

このブッドレア、苗木で植えてもう10年。
お客様への評判はいい花なのに、
3年前に白いブッドレアを植えた以外は、
他の場所にも植えよう、という話が出なかったのは、
シーズンオフの姿のせいでした。

ブッドレア白2010.JPG

しかし、考えてみれば、
今ある場所は、人が真横を歩く場所。
少し遠目に見える場所で、
しかも冬場の足元を何か隠すものを植えれば
いけるんじゃないか?
そして何より、蝶々が集まってくる庭って、
花嫁さんが喜ぶんじゃないか?

そんな思いで、
今年、チャペル正面庭の丘、上の方に
新たなるブッドレアを植えようとしています。


植物は、花をつける前が、
もっとも勢いがあってエネルギッシュな時。
苗木をポットから移し替えるなら
本来は花をつける直前がベストの時期。

多少の環境の変化には
対応しきれるだけの十分なパワーが
その時にはあります。

でも、買ってきた苗木、もう花をつけそう。

花がついたら、その花が終わって
おちつくまで移し替えは無理。
花が咲いた後に移し替えると、ダメになっちゃう。

雑草の処理に追われていたら、
タイミング、逃しちゃいそうです。

ダイヤモンドフロスト

| コメント(0)

ダイヤモンドフロスト1.JPG

ダイヤモンドフロスト2.JPG

ユーフォルビアという花の属の
3年ほど前に、センセーショナルな
デビューをした新品種です。

山野草のような儚げなやさしさと、
かすみ草やカラミンサのような
フワッとした華やかさを持ち合わせています。

このユーフォルビア・ダイヤモンドフロストは
デビュー以来、世界の様々な品評会で
絶賛されているらしいのですが、
それは、セルフクリーニングと呼ばれている、
古くなった葉や花を自らが落として、
次々に新しい花を咲かせる事と、
6月~11月と、花期が非常に長い事の2つが
評価されてのこと。

ユーフォルビアはとても大きな属で、
その多くが宿根草や多肉植物なのですが、
このダイヤモンドフロストは、
日本での越冬は無理。
日本のガーデニング上は、一年草扱いです。

しかも苗もけっこうイイ値段します。

が、それでもそれに見合うだけの価値がある花、
と私たちは捉えています。

限られた期間で、精一杯、自分の役割を全うする。
自分の汚したものは自分で始末をつける。
なんと潔いのでしょう。

名前はしごく洋風ですが、
この花の特性は、日本人の美意識にピッタリだと
思えてなりません。

チャペル前、フラワーシャワーをする通路の入口に
プランターで両脇に、
プール開きをして、なかなか手入れにいけなくなった
プールサイドにある花壇に植えてあります。

紫ばれん菊(ムラサキバレンギク)

| コメント(0)

エキナセア2010-1.JPG

エキナセア2010-2.JPG

7月に入ってから、
N-36.5の庭で紫馬簾菊が咲いています。
エキナセア、エキナシア、パープルコーンフラワー
他にも色んな呼び名があります。

エキナセアでネット検索をすると、
・古くから北米インディアンが伝統的に使ってきたハーブ。
・アメリカでもっとも愛されているハーブ。
・免疫力の回復があり、ヨーロッパではカゼの予防に。
・化膿した傷の洗浄と治療で有名に。
(注:いづれも摂取過剰及び妊娠中は避けること)

と、かなりやり手な花であるらしいです。


このエキナセア、
ずーっとおかしな形した菊だなぁ、
と思っていました。
そんぐり返ってる花弁が、ふんばり過ぎ??って。
でも、この花の中心部を見ているうちに、
見なれてきて、なんだかかわいく見えてきて。
決定打は、エキナセアの語源がハリネズミ
だということを知った事。花の中央、似てる!

エキナセアは、実は去年も花日記でとりあげました。(2009.7.5)
ゴン太くんの鼻に似てると書いたせいで、
うちのホテルでは、それ以来、
ゴン太くん、と呼ばれている始末(笑)。

エキナセア2010-4.JPG

エキナセア2010-3.JPG

宿根草を中心として花日記を書いて1年がすぎ、1周した事で、
実は昨年とりあげた花については
今年、2度目にとりあげるべきか、避けるべきか、
けっこう迷っていました。

でも昨年の花日記で、
「繁殖力が旺盛で、土壌を破壊する」
と書いたエノテラ・アフリカンサンと(2009.6.15)
「繁殖力が強く、生態系を壊す」
と書いたルドベキアが、(2009.6.20)
今年は花はつけたものの、うまく育ちませんでした。
この2つは、何があっても毎年咲く強い子なんだと、
そんな風に思っていました。

「あたりまえ」なんて何もないんだ。
何があっても強い子っていうのも勝手な幻想だ。

どんなに強い生命力を持っていても、
咲かない宿根草がある中、
今年も花をつけてくれたことは有難いんだ。
その事に感謝して、
何周目でも、胸を張って紹介してあげよう。

エキナセアは、とぼけた風貌をしながら、
強者が脱落した、厳しい今年の環境の中、
しっかりと花を咲かせています。ありがとね!

ど根性シリーズ

| コメント(0)

敷地内のいろんな所に、
ど根性シリーズとでも呼ぶべき、
こぼれ種?で咲いている花々があります。

今日は、今の時期に咲いている、
その愛すべき花たちをご紹介します。

まずは、N-36.5の庭の隅、
石が敷き詰めている間から顔を出している、
ど根性ベコニア。
これは、5年ほど前に庭に植えたもので、
植えた本体は、もうありません。
4年のブランクを経て、
今年から、ここに咲き始めました。

ど根性ベコニア.JPG


続いて、プールサイドの角地にある砂利場の
ど根性セダム。
これは、この砂利の上に、
足のついた鉢に植えていたものが、
こぼれ種で咲きました。
砂利で咲くなんて、さすが多肉植物です。

ど根性セダム.JPG


最後は、チャペルの玄関脇、
角度的に一日中陽のあたらない部分に咲いている
ど根性インパチェンス。
これは6年前、チャペル前花壇に植え、
まったく放置しているのですが、
なぜか建物に沿うように場所を変え、
毎年、必ず花をつけてくれます。
多年草であるベコニアや、
こぼれ種で増えるセダムと比べると、
一年草であるインパチェンスが
こうやって毎年、花をつけるのは驚きです。

ど根性インパチェンス.JPG

一所懸命、お世話をしても花がつかない花もあるし、
こうやって、生命力豊かに自力で咲く花もある。


愛情をかける時に、
見返りは求めてはいけないんだよ、
だからと言って、愛に手抜きはいけないよ。

花たちは、そんな事を教えてくれているかのようです。

サルビア・ガラニチカ

| コメント(1)

セージ2010-1.JPG

昨日に引き続き、今日もサルビア系で、
サルビア・ガラニチカです。

昨日の日記を読まれた方は、
なんだ、サルビアって
基本的に一年限りなのか、
と思われるかもしれませんが、
サルビアって、もの凄いたくさんの種類があり、
それぞれに特性も全然違います。

この花、園芸上では
メドーセージという、本来は違う花の名前で
苗が流通してますが、まぁ、それもご愛嬌。

このサルビア・ガラニチカは、
N-36.5の店ができた年に庭に植え、
もう14年間、毎年花をつけてくれています。
背の高さも、夏には1メートルを超えます。

手入れは冬が来る前に、
かなり根元近くでバッサリとハサミで切るだけ。
そして切るたびごとに、翌年は茎が太くなり、
14回もそれを繰り返した、
N-36.5のサルビア・ガラニチカは、
もう低木と呼ぶにふさわしい、かなりの太さに。

セージ2010-2.JPG

強めにハサミを入れることによって
より太く頑丈になっていく、というのは
なんともガーデニングの妙。
逆に、大事に大事にそーっとしておく方が、
この植物の為になりません。


この濃い青色が、
まるで地中海の青のようで惹きつけられるのと、
(行った事ありませんが・笑)
タフさが重宝するため、
年々、植える場所を増やしていっています。

このサルビア・ガラニチカの葉が生い茂り、花が咲くと、
あぁ、夏がくるんだなぁ、という気持ちになる、
私の中では、そんな夏を象徴する花です。

ガーデニングスタッフです。

今日は疲れた顔してるので、あまり大きく載せないで~とのことでした(笑)

20090518160825.jpg

最近のコメント

アイテム

  • ギボウシ2010-7.JPG
  • ギボウシ2010-6.JPG
  • ススキ2010夏-2.JPG
  • ススキ2010夏.JPG
  • ラベンダー1.JPG
  • ゴーヤー2010-3.JPG
  • ゴーヤー2010-2.JPG
  • ゴーヤー2010-1.JPG
  • モンキアゲハ3.JPG

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。