私は、一昨年まで4年間、
栗崎曻先生という、先生にお花を習っていました。
マスコミには殆ど登場しませんが、
流派に属せず、独学でヨーロッパへ渡り、
ヨーロッパのファッション界で、まず有名になった方で、
その後、日本でもエリザベス女王来日時の晩餐会の装花や、
利休忌の花などをご担当され、
お花に携わっている方なら、ご存知の方も多いかと思います。
テレビに出ているような花の先生たちなら、
栗崎先生の花の写真集に「飾花」というタイトルの本があります。
私は19歳で突然、当時不治の病と言われる病気にかかり、
不治というからには、色んな事を強引に諦めざるをえず、
すっかり、気力を失っていました。
そんな時に、お見舞いにきた知人から、その本をいただきました。
その中に活けられている花たちは、まるで動物のように
今にも動き出しそうな躍動感にあふれていて、
特に、チューリップの作品は、花びらが全部落ちて、
めしべだけになったものも、いきいきと活けてあり、
「世の中では、もういらない、ゴミだ、と捨てられるものにさえ、
こんな命を吹き込むことができる、この人はすごい愛情の人だ。」
病気で落ち込んでいた私に、どんな言葉よりも「元気」
その後、抗癌剤で、奇跡的に病は治り、元気になったのち、
私が、どうしてもお会いしたい、と思い、
(普通は、そんな手紙なんかじゃお会いしてくれない方だ、
と散々、周りには言われました。)
私から強引に作ったご縁で、その後、
話は大きくずれてしまいましたが、
その栗崎先生の花教室で、初めてのクラスの日の花材に
入っていたのが、ニンジンの花です。
ニンジンって、こんな秋らしい、
レースフラワーのような、可憐な花を咲かすんですね。
懐かしくて、数年前に、
花が目的だったので、収穫はせず、
毎年、こうして風が涼しくなる頃に、花を咲かせてくれます。
少し、位置がずれて、今年は2ヶ所に芽が出たので、
私の仕事が忙しくなり、
花教室に通わなくなり、2年近くになります。
今、私がこうして元気にしていられるのも、先生のおかげ。
仕事をがんばり、早く、時間を作れる身になって、
また、先生の花教室に通いたいものです。
コメントする