18年ほど前、
東京の表参道にあった「イル・フォルノ」
というイタリアンレストランで働いていました。
そこには、渡辺部長という、その事業長の方がいて、
色んな仕事の根本的なモノの考え方を教えてくれ、
とてもかわいがってくれました。
その方が教えてくださった一つに、
こんな言葉があります。
「店の真ん中に大きな壺花があるだろ。
でもあれはただそこに『ある』んじゃない。
店のコンセプトに沿って、手配しチェックをし、
生けて『いる』んだぞ。」
店に存在するもの、すべてに存在する理由があり、
その背景には必ず人の意思がある。
花ひとつにも、魂を込めろ。
渡辺部長が話す話には、いつも一本筋が通っていました。
さて、「デビュー前秘話」というタイトルで
挿し木で増やしている事を明かした、バーベナ。
![]()
今、敷地内のあちこちで花を咲かせています。
バーベナは、
ガーデニング以外のスタッフ、
お花とは縁遠そうなスタッフにも評判がよく、
「いっそのこと、どこもかしこもこの花にしちゃえば
楽じゃないですか?」
という意見を毎年誰かからもらいます。
でも残念ながら、楽な花なんてありません。
年がら年中咲いている花もありません。
そこに存在する花、すべてに存在する理由があり、
その背景には必ず人の意思がある。
花ひとつにも、魂を込めている、
挿し木して・・・とか、宿根の・・・とか
表面的な説明をいくらしても、
この根底の部分をわかってもらえない限り、
これからも言われ続けるんだろうなぁ・笑。
最後に、バーベナの間を這わせてある、
ホースの画像をアップ!
これは、ホースの所々に穴をあけてあり、
水道の蛇口と連結部分に
タイマーをセットしてあります。
この技は、10年ほど前、
ガーデニングのメッカ、英国に旅した時に
あちこちで見かけて、
見よう見まねで作ってみました。
以前はシーズンごとに苗を入れ替えていた
このホテルのガーデニング。
咲いている花はその時と同じですが、
挿し木に、そしてホースに、
15年間の知恵が詰まっています。

コメントする