カ行の花の最近のブログ記事

カクトラノオ(角虎の尾)

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角虎の尾2010-1.JPG

角虎の尾2.jpg

チャペルの禊萩の間から、
角虎の尾が咲いていました。

一般的に虎の尾として花屋さんで売っているのは、オカトラノオ(丘虎の尾)。
その鮮やかな青が、大好きな花の一つです。
花の分類的には、サクラソウ科とシソ科というくらい違う、
まったく違う、ただ似ているだけのこの角虎の尾はかなり上品なうすいピンクと、
その名の通り、カクカクした花の姿が特徴的な夏の花。

この花は昨夏、初めて目にして、先輩に名前を聞き知りました。

丘虎の尾のように、
投げ入れで生けたら映えるような
そんな線のしなやかさは、花にも茎にもありませんが、
私はこの角虎の尾、なんだか頑固で誠実な感じがして
愛おしく思えるのです。

昨年は画像は撮ったものの、
そのころから花日記を書く余裕がなくなり、
載せるまでにはいたりませんでした。
ことしは一年越しの思いと共にご紹介です。

今年はこの一年間、地下茎でずいぶんと成長したようで、
昨年の画像よりも多くの花が広範囲に咲いています。
一年が経つのってあっという間。
大人になると色んな事が起こるから、
一年のスピードがどんどん速くなっていく気がします。

新入社員の方々が入社すると、毎年、伝える言葉があります。
「何か行動をして起こした失敗はいい、次に繋がるから。
何も行動をしなかったら、失敗することもなく、学ぶこともない。
どんどん、前向きな失敗を重ねていきなさい。」と。

私たちが地上でドタバタやっている間に、
しっかりと地下茎を伸ばしていった角虎の尾のように
私たちの失敗も経験も、根となって這ってくれる事を祈ります。

最後に、因みに角虎の尾は秋の花です。
暑い暑い、と言いながら、もうすぐ秋だよ、
ということを、自然は身を持って教えてくれています。

コスモス

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コスモス2010-3.JPG

コスモス2010.JPG

N-36.5の庭に
こぼれ種でコスモスが咲きました。

コスモスというと、
秋に群生しているイメージが強いと思いますが、
実際のところ、いきなり大量に咲いて
群生するわけではありません。

この時期に一度、一輪だけ花をつけ、
その花がダメになると共に、
茎が折れたかのようにしなだれ、
その後、その茎から
幾つもの茎が枝葉のように生えてきて、
その先に幾つもの花をつけるのが秋なのです。

一度倒れた状態は決して
みっともいいものではなく、
お客様の近くで目に触れるスペースであれば、
切ったり抜いたりしてしまいたくなるほど。


今までに、種で蒔いたり、
苗を買ってきて植えたり、
はたまたスタッフの自宅の畑を借りて
栽培してから移植したり、
いろいろしてみた結果わかったのが、
群生して人の心の琴線に触れる景色に至るには
一度倒れないとダメだということ。
そしてその後、みっともない状態を体験し、
やり過ごさなければいけない、ということ。

そのプロセスをすっ飛ばして、
いきなりキレイにまとまって花を開く
華やかな姿になることは、まずありえないのです。

夏のコスモスは、時期外れの花として見られ、
しかも一つの茎に一つしか花をつけていないため、
どこか頼りなさげで、居心地が悪そう。
でも、その切なそうな時期を過ごさない限り、
満開に群生する秋はやってこない。

太陽が照りつける中、
その短くも大切な使命と共に咲くコスモスは、
花びらの先を焦がしながらも、
気丈に花を咲かせています。

カサブランカ

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カサブランカ2010.JPG

カサブランカ2010-2.JPG

ユリはその殆どが
6月末に咲きます。
(2010.6.29日記参照)

でもユリの女王ともいうべき、
カサブランカだけは、
今、真夏が満開です。

数年前、N-36.5の庭に
ひとつだけ球根を植えた
カサブランカは、
年々、ボリュームアップして、
今年はすごい存在感。

切り花のカサブランカは
匂いも強すぎて、
周囲を圧倒し寄せつけない感じが
あまり好きではないのですが、
花の少ない真夏の庭を彩るには最高です。

花嫁さんの幸運を呼ぶと
言われているカサブランカ。

暑くてみんながうなだれている庭で
大きく開き、華やかに香るそのバイタリティは、
ユリの中で最後に咲くにふさわしく
私たちに元気を与えてくれています。

ギボシ

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ギボウシ2010-6.JPG

ギボウシ2010-7.JPG

今年の夏は本当に暑いですね。

ここまで暑いと、植物はグッタリかというと、
どうしてどうして、
植物たちはたくましく花を咲かせています。

神殿チャペルイタリアンレストランの庭に
植えてある、ギボウシもその一つです。

ギボウシは地方によって呼び名がまちまちだとの事、
ここ金沢で、私は幼いころから「ぎぼし」と
聞いてきたので、
今日の日記は「ぎぼし」で通しますね。

湿地を好むこと、
日陰でも育つこと、
この2つの特色から、
ギボシの花は梅雨のものだと
ずっと思い込んでいました。

でも今年、
花日記でとりあげようと
梅雨前から何度もシャッターを押し、
なんかイマイチだなぁ、と思っていたところ、
梅雨の時よりも、
今のこの炎天下に、
最高にキレイに咲き揃っていることに気づきました。


ユリ科の植物で、
日本が自生のメインの国であるギボシ。
栽培が簡単であちこちで見る事ができるギボシ。
花と同等もしくはそれ以上に
葉っぱが愛されているギボシ。

あまりに身近であるが故に、
梅雨が好きなんだろうと思いこんで
一所懸命、咲き続けている事にすら
きづいてあげてなかった。
キチンと見ていてあげてなかった。


太陽に向かって上向きに咲くのではなく、
地面に向いて、少し恥ずかしそうに咲くギボシは、
まるで主役になることを拒んでいるようで、
でも姿は庭の面々の中でしっかりとした
存在感で役割を全うしています。

ゴーヤーカーテン

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ゴーヤー2010-1.JPG

ホテル1Fに設置した
ゴーヤーのグリーンカーテンが
かなり成長して、梅雨明けに間に合いました。

今年でこのグリーンカーテンは3年目になります。

最初の年は、ネットを張るのに手間取りました。
また、ゴーヤーが少し伸びる度に、
ネットに均等に這わせようと、
かなり人の手を入れて絡ませた感じです。

昨年は、葉に虫がつくんじゃないか?
と消毒にてんやわんや。

そんな感じで
去年まではかなり手間がかかっていた、
というか正確には手間をかけていたので、
大変だし今年はやめようか??
という話も出たのですが、
過保護にせずにやるだけやってみよう、
という方針でしてみたら、
思った以上にきちんと育ってくれ、
ここまでの形になりました。

ゴーヤー2010-2.JPG

ゴーヤーの苗を植えたのは5月の終わり。
今では、かわいい黄色い花と、
大きくなったゴーヤーが
窓越しにたくさん見る事ができます。

ゴーヤー2010-3.JPG

この育ったゴーヤー、
収穫せずに放っておくと、
緑の実は黄色にかわり、
それでも放置しておくと、
熟して皮がやぶれ、種が出てきます。

今年は、このまま水やり以外は手を入れず、
お客様にも
黄色いゴーヤーや、種が出ているゴーヤー、
すべて自然のままをお見せしたい、
そんな風に考えています。

からいと草

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からいと草2010-5.JPG

N-36.5玄関の
唐糸草(カライトソウ)が
咲き始めました。

からいと草は、
学名に「白山」の名が入っている、
日本中部地域に咲く花です。

からいと草は、つぼみの時には
しっかりと天に向かい
上を向いているのですが、
花が開くにつれ、
段々とうつむき加減になります。

からいと草2010-1.JPG

からいと草2010-2.JPG

からいと草2010-3.JPG

からいと草2010-4.JPG

せっかく花開くのだから、
白糸草(シライトソウ)のように
上を向いて、胸を張ればいいのに。


調べてみると、この唐糸草、
虫を媒体として受粉する花から
風を媒体として受粉する花へと
進化する過程にある花だそうです。


どんな花になろうとしているのか、
どんな花へと進化するのか、
私たちの世代でそれを見届ける事はできませんが、
うつむき加減なのは、
単に花が開くと頭が重くなるせいだけではなく、
私の目には、
その進化の過程に戸惑って、
どこか恥ずかしがっているように
映ってしようがありません。

金時草(キンジソウ)

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キンジソウ1.JPG

6年ほど前から、
ホテルの建物の裏山で
ハーブや野菜を育てていました。

トマトやキュウリも
何年か続けて挑戦したのですが、
トマトは尻腐れしたり、
キュウリはもうすぐ収穫しよう、
と思って見計らっていると、
ウリみたいにバカでかくなったりで、
今年はゴーヤーのグリーンカーテン
くらいしかしていません。

そんな中、
イタリアンのキッチンスタッフが
自主的に幾つか野菜を育てていました。
バジル、イタリアンパセリ、
そしてこの金時草(キンジソウ)です。

金時草は、もともとは九州から伝来し、
金沢に根づいた加賀野菜の一種です。
葉の裏が紫色をしているのが特徴で、
サッとお湯に通すと、
葉全体が更に鮮やかな紫になり、
海藻のような粘り気が出てきます。
金沢では、酢の物にしたりするのが一般的です。

キンジソウ3.JPG

金時草は、葉っぱを全部切って使った後も、
挿し木として土に挿しておけば、
また葉っぱが出てきてくれるので、
とっても便利でエコロジーです。

でも何より、何年も野菜を育てていた
私たちの姿を見て、
自主的に栽培し始めてくれたことが、
何よりもうれしい。

トマトの脇芽、ちゃんと摘んでおいてよね!
とカリカリしていた時と比べると、
こっちも楽だし、
やっている方もまた楽しそうです。

誰か人をその気にさせるって、
一方的に口で言うより、もっといい方法がある、
それを見つける糸口がここにある気がするのですが、
まだハッキリとはわかりません。

金時草は、なぜか
九州と北陸でしか
葉っぱが紫にならないそうです。
カルシウムや鉄分を多く含んだこの野菜、
この時期に北陸へお越しになる際は、
ぜひ、お召し上がりになってみて下さいね!

唐糸草の葉

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一昨年、植えて
昨年はこの花日記にも書いた
唐糸草(カライトソウ)

わずか2年で、
葉っぱの生い茂り方が
すごいことになっています。

カライトソウの葉2.JPG

日本の経済事情は最悪。
今、僕たちは色んなことをガマンして、
ガマンしきれなくなったら諦めていく。
でも、簡単に諦めちゃいけない。

植物には、トゲを持ったり、毒を持ったり、
他の植物の養分を吸ったり、
生き残る方法はいろいろあるけれど、
カライトソウは、
より多くの葉っぱを生い茂らせる事によって、
より多くの太陽の光を浴びれられるように、
という方法をとっているんでしょうね。
とっても真っ直ぐな方法。
何が何でも生き残るんだ!
という強い意思が伝わってきます。


そんな唐糸草の花の時期はもうすぐなのですが、
変な形をしている葉っぱを見つけました。

カライトソウの葉1.JPG

どう考えてもこれは、
青虫くんがムシャムシャ食べた形跡です。
せっかく成長させた葉っぱなのに、
うーん、それにしても
シンメトリーにキレイに食べたもんだなぁ(笑)。

アブラムシは、葉っぱを汚く食い散らかすので、
お客様の目に触れる以上、
私たちも見つけたら、薬をまいて駆除します。
が、この青虫くんは、
食いしん坊でいて食べ方がきれい・笑。
そして、この後成長して蝶々になったら、
蝶々は花の受粉には欠かせない存在。

だから、あえて葉っぱをひっくり返して
探す事はしませんでした。
持ちつ持たれつの仲って感じ。

花って、自分の力だけで咲くわけじゃない。
周囲のいろんな環境に支えられて
咲く事ができるモノ。
人間の世界もまったく同じだと思う。

時には、自分が一所懸命大きくした葉を
食べられてしまう事もあるけれど、
いつの日か、めぐりめぐって
花を咲かせる事に繋がっていく。

例え、それが自分の知る由もない先の事であっても。
例え、それが自分の花じゃなくても。

カモミール

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カモミール1.JPG

カモミール2.JPG

ハーブティーでお馴染みのカモミールが、
N-36.5の庭に咲いています。

不眠や鎮静など、
リラクゼーションの効果があると
言われているカモミールティー。
植えた時には、
お客様からご注文を頂戴したら
庭にいって摘んでくるってなったらいいなぁ、
なんて思っていたのですが
実際、そんな事はなかなかできず、
今はお花を楽しむだけです。

N-36.5の庭には、
他にも何種類かのハーブがあり、
例えばローズマリーは、
実際にオーダーが入ったら、
キッチンスタッフが摘みに
庭にいっています。

庭の花々もお客様に合わせて、
その都度摘みに行けたりしたら、
贅沢なお店になるなぁ、
と妄想はとまりません。

カンパニュラ

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カンパニュラ1.JPG

カンパニュラ2.JPG

敷地内チャペルの前に植えてあり、
今がとても見頃の花です。

1.極小輪のカンパニュラは開発されて間もない事
2.一年しか持たない、一年草である事
3.種から育て、開花まで120日かかった事

これ以上書くと、
つけったらしく(←金沢弁)なるので、
この辺にしておきます。
(本当は書きたい・笑)


愛情と手間をたっぷりかけて
やっと満開の日を迎えました。
優しい色と形で風景に馴染む花です。

きっと、今年が最初で最後??


品種名をカンパニュラ-ラプンクルス
種のブランド名は
「カンパニュラ涼姫」と言います。

ガーデニングスタッフです。

今日は疲れた顔してるので、あまり大きく載せないで~とのことでした(笑)

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