サルスベリの花と言えば、
普通は白かピンクが主流らしいですが、
私は夏の空に映える、
薄紫のサルスベリが大好きです。
初めて薄紫のサルスベリを見た日の事は
なぜか今でも鮮明に覚えていて、
16歳の夏、世田谷の太子堂というところでした。
高い木の先っちょに花が咲いていることが心に残り、
樹木に咲く花が薄紫色という珍しさがが心に残りました。
あまりに深く刻まれ、
いつか大人になったら、この木を植えるんだと
ずっと思っていました。
それから25年たった3年前、念願かなって
N-36.5の庭にピンクと紫を一本づつ植えました。
うーん、「念じて願う」ってこういうことですね。
昨年は先にピンクが咲き、
ピンクが終わるころに紫が咲いたのですが、
今年は二色同時に今、華やかに花を咲かせてくれています。
さてサルスベリって
実のところ、猿は簡単に登れちゃうらしいです。
また、百日紅という名前は、
約束の100日後に恋人と再会できなかった
悲恋のラブストーリーからきているそうです。
(ずいぶん、端折りました・笑)
「お寺さんによく植えられる木だから縁起が悪い」
「猿もすべるくらいだから、植えると出生しない」
という二つの根も葉もない嫌な噂があることを
今回、初めて知りました。
お寺さんによく植えられる木なら、
私は逆にありがたい木だと思ってしまうし、
縁起が悪いという意味がさっぱりわかりません。
そして前述のとおり、
猿はサルスベリですべらないのです。
だから出生になんてまったく関係がありません。
なんだか「やらない」事への言い訳って、
無茶苦茶なこじつけが多い気がする。
そして、そのこじつけもどこか後ろ向きだったり、
他人を否定することだったり。
まだ何も世の中のことを知らない、
そんな私の目に映った、
真夏のサルスベリの紫は、
今もその時と同じまぶしさと共に、
N-36.5の庭で咲いています。

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