先週上旬、急にきた暖かさで
一気に膨らんだソメイヨシノの蕾。
金沢では金曜に強風が吹き、
そして土曜日には雨が降りましたが、
彼岸桜と同じように、
開けかけの蕾たちは散ることなく、
最後の蕾が開くまで待っています。
桜といえばソメイヨシノ。
全国のいわゆる「桜の開花情報」も
「桜前線」もすべて染井吉野の事。
でもソメイヨシノって、
種子では増えないそうです。
ソメイヨシノ同士でできた実は
決して発芽に至る事はなく、
ソメイヨシノの純粋な子孫というのは
あり得ないとのこと。
どうしてなんだろう。
誤解を招くのを承知で書くと、
それはソメイヨシノがDNAとして
弱いから、という理由のよう。
それでも、日本全国に染井吉野はあり、
世界中にも染井吉野は存在する。
どうやって増えていったの?
それはすべて、人の手を介して
接木、挿し木で増やされてきたもの。
そして各地のソメイヨシノが
誘い合わせたかのように咲くのは、
元は1本の同じ染井吉野のDNAを
持っているから、らしい。
ソメイヨシノってすごい。
そして日本人ってすごい。
江戸の末期に江戸の染井で生まれた1本の桜。
この物語は、花日記を書いていなかったら
知る事がなかったんだろうなぁ。
早く桜前線が北上しますように。
およそ150年もの間、
色んな日本人が手で増やしていった
その思いが届きますように。

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