最初に植えたのは何年前だったか、
もう記憶にないくらい以前に植えたトレニアが満開です。
「夏スミレ」の愛称で知られるこの花、
夏とついてはいるものの、実際に今年は8月の中旬に
芽を出したかと思うと、下旬にかけて急に成長し、
先週から一気に花を咲かせ始めました。
どちらかというと、晩夏から初秋が花期です。
このトレニアの生命力は実に絶大です。
このホテルの庭は、宿根草や球根系が中心であるがため、
できるだけ土を引っかき回さないよう、極力、気をつけてはいるものの、
毎年、新しい花を植える度に、土に残っている古い根をぬいたり、
はたまたその土に肥料を混ぜ込んだりする中で、
ナイーブなモノは、翌年、芽を出さなかったり、
花をつけなかったり、という事が度々あります。
しかし、このトレニアは、どんなに土をこねくり回しても
翌年には、必ずといっていい確率で芽をだし花を咲かせます。
宿根草であるのに加え、こぼれ種でも増えるトレニア。
最初に植えた場所ではない場所にさえ、
花を咲かせ、私たちを驚かせてくれます。
この花の分布域は、本来、熱帯アジアとアフリカ。
この花が元気に育つのは、日本が亜熱帯化している紛れもない証拠。
環境の変化と共に、姿を消していく花もあれば、
その居場所を拡げていく花もあります。
これからも変化を続けていくであろう環境。
私たちは出来る限り、いろんな花を受け入れていきたい。
そして、それぞれの花に最適な場所を見つけてあげたい。
それらを探る日々のガーデニングの道のりは
まだまだ続いていきます。

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