ハ行の花の最近のブログ記事

彼岸桜(ヒガンザクラ)

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彼岸桜2011-2.JPG

つい4日ほど前まで
雪がちらついていた北陸でも、
暖かく感じる時間が急に長くなり、
ホテル敷地内の神殿前にある
彼岸桜が6つ7つほど開きはじめました。
例年より半月ほど遅い開花です。

桜は、基本的に殆どの品種が
開花し始めてから満開になるまでの間、
最初に咲いた花が
最後の最後の蕾が咲くまで
散らずにいるそうです。

どんな強い風が吹いても
最初に開いた一輪は散ることなく、
その姿はまるで
全員が咲き揃うを待っているかのよう。

自分だけ先に咲いてもダメ。
みんなが咲き揃ってやっと完成。
それまではガマンして待っている。

桜が日本人の心をとらえてやまないのは
満開時の華やかさだけではなく、
きっと桜がもつその精神性。

一日も早く日本が咲き揃う事を
日本中のみんなが祈っています。

彼岸桜2011-3.JPG

紅梅・白梅

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紅梅2011-1.JPG

白梅2011-1.JPG

ホテルの敷地内にある、
神殿の前庭の梅が咲き始めました。

この梅は、この神殿で
挙式を挙げられる方が
どうか幸せになりますように、
という思いを込め
紅白で植えたものです。

梅の花は桜の花ほどの
圧倒的なスケールはないけれど、
ねぇ、神殿の梅が咲き始めたよ、
え?本当に?とか、
知ってる知ってる!
と話すスタッフやお客様の表情は、
冬は終わりだよ!春が来たよ!
という知らせを号外で
配っているかのようで、
どこか得意気で嬉しげ。

今回、梅について調べてみると、
平安時代中期までは
桜より梅が好まれ、
「花」といえば梅だったそう。
引き算すると、ちょうど1000年前。
花の代名詞は桜に譲ったけれど
1000年前と変わらぬ
絶対的な美しさが梅の花にはあります。

桜と比べると、ゆっくりと咲き、
ゆっくりと散る梅の花。
冬を終えたばかりの彩りの少ない森で、
北陸特有の曇天の空のもと、
気品ある色と姿で凛と映えています。

蕗の薹(フキノトウ)

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ふきのとう1.JPG

「ふきのとうが出てきたよ。」
先輩からのメールが届き、
チャペルと神殿の間の水路を
見に行きました。

いつもふきのとうに気づくのは
ふきのとうが花開いてから。
今年はこの花日記のために
蕾の状態のふきのとうを見つけよう、
と先輩と話していたのです。

え?でもどこにあるんだろう?
最初の一つを見つけるのには
けっこう手間取りました。
でも一つ見つけたら、
あ、ここにも、あ、あそこにも。
気がつくと、周り中ふきのとうだらけでした。
それは一瞬で魔法が解けるような感覚で、
最初の一つを見つけるまで
いったい自分は何を見ていたんだろう、
と思ってしまうくらいでした。

無い、と思いこんでいたら、
囲まれていても気がつかない。
きっと、ふきのとう探し以外にも
こんな事って、自分のまわりに
たくさんあるんだろうな。

ふきのとうはキク科フキ属の多年草。
葉が出る前に花のつぼみだけが
雪や落ち葉を突き抜けるようにして
顔を出してきます。
まるで寒さに耐えるように、
何重にも苞を纏って出てくるのですが、
顔を出した後はすごいスピードで
茎が伸び花を咲かせます。
そしてその後、地下茎でつながっている
葉が出てきます。

蕾の状態で見つけたら食べようね。
花日記の為、という他に
実はそんな話もくっついていたのですが、
長い冬、地面の下で待っていた
かわいらしいこの子たちを目にすると
とてもとても食べるのは忍びない、
そんな気持ちになるのでした。

ふきのとう4.JPG

ボロニア・ピナータ

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ボロニアピナータ1.JPG

宿根草の地植えをメインとしている、
このホテルのガーデニングですが、
今の時期は、どうしてもプランターを
あちこちの軒下に置くのが
メインとなってしまいます。

そしてプランターであったとしても
冬場に花をつけるもの自体がとても少なく、
まぁ、花の立場になってみれば、
冬に花をつけても、受粉を手伝ってくれる
虫たちはいないし、納得なのですが、
ガーデニングする側の勝手な都合では、
ビオラ以外に何かないものか、と探す日々。

そんな中、先輩が新しい仲間を
見つけてきてくれました。

ボロニア・ピナータ。
オーストラリア原産のミカン系の低木です。
やった!冬に咲く花!と思ったのですが、
どうやら本来は3月~5月が花期で
寒さにはそんなに強くないらしい。
ちょっとフライング気味に
植えてみましたが、大丈夫、大丈夫。

それにしても、この花のピンクはなんとも
愛らしい色です。どことなく梅の花の色を
思わせるような、日本人好みのピンク。
そして、このまん丸な蕾たちの可愛いこと!

ピンクのドット柄のようです。

これまでは、満開の花や群生している花、
珍しい花ばかりとりあげていて、
正直、冬場はとりあげる花がない、
と思ってきましたが、
今年は冬が長くて厳しかったせいか、
やけに芽やツボミに目が行きます。

レストランでメニューを見ながら
これはこんな味なのかな・・
と妄想している時が楽しくて、
思わず唾液がでちゃう感じに似ているかも。

外はまだ寒いけれど、
マフラーをグルグル巻いて、
手に息をふきかけながら、
花々や木々の変化をみつけに行くのが
楽しく思える、
やっとそんな季節になってきましたね!

プリムラの蕾

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プリムラ.JPG

1月、2月は、
結婚を決めたカップルが
式場選びにホテルへ来て下さるのが
ダントツで最も多い月。

このホテルのセールスポイントの一つは、
その豊富な自然環境だと思うのですが、
残念ながら、1月・2月は
あまり花がありません。

そんな中、先輩が見つけてきてくれたのが
このプリムラの一種です。

英名をプリムラ・マラコイデス、
和名は化粧桜(ケショウザクラ)、
または乙女桜(オトメザクラ)。
(プリムラって、サクラソウの園芸種
というところからサクラとつくよう。)

苗で購入したものは耐寒性が強く、
そのまま植えればOK。
鉢で購入したものはハウスものが多く、
10日ほどかけて寒さに慣れさせると
その後、丈夫に育つようです。
水やりは多めで、日当たりのよいところ。
また、本来は多年草らしいのですが、
越夏をするのは、かなり難しいようです。


雪景色がもたらすモノトーンの風景に
目が慣れていた私たちには、
ちょっとドキっとさせられるほどの
鮮やかな色で咲くこの花は、
アップで見てみると、
その中心に沢山のツボミが
次々と順番待ちをしていて、
これからやってくる華やかな春の景色を
頭の中いっぱいにイメージさせてくれます。

今の時期、ご来館されている多くのカップルが
このプリムラの蕾のように、
未来に向け、たくさんの花を咲かせますように。

豚の饅頭(ブタノマンジュウ)

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シクラメン1.JPG

薄紫の花が、白い雪に映えています。
インパクトのあるタイトルをつけましたが、
「豚の饅頭」は、シクラメンの和名です。

私は花の和名が持つ奥ゆかしさが
なんとも言えず好きで、
これまで、このブログでは
出来る限り和名でとりあげてきました。

が、今回のこの和名は
奥ゆかしさが無いどころか、
ちょっとウケ狙いじゃないかとさえ
思えてしまいます。

シクラメンの球根は、
あまり体によくない成分が
含まれているにもかかわらず
ジャガイモが流通するまでの間、
貴重な食料として、
主に豚の餌として食べられていたそうです。

原産地の地中海沿岸からアメリカに渡った際、
豚の餌であることが、そのまま英名としてつき、
その英名をそのまま直球で和訳したのが、
この「豚の饅頭」という和名だそうです。

どこかで誰かひねってほしかった・笑。

シクラメンは鉢花としては、
日本一の数が流通する花。
ビオラ(遊蝶花)の歴史と同じように、
大きな花を求めて品種改良が繰り返されたのですが、
今となっては、むしろ小ぶりのモノが好まれるという
道をたどってきています。

また、品種改良を重ねた事で
本来の野生種がもつ香りがなくなったため、
日本にて豊かな香りのシクラメンが交配され、
なんと20年かけて成功したとの事。

一つの目的を達成するために
20年間あきらめなかった日本人に
脱帽です。

シクラメンは球根草。
暖かくなると、鉢ごとダメになる、
一年きりのものと思われがちですが、
春以降、涼しいところで肥料をやらず、
水を控えめにしてやさしく休眠させれば
越夏できる力を持っています。

20年間あきらめなかった日本人の事を思うと、
ひと冬限りでポイしちゃうのは、
何だか忍びない気持ちになるものですね。

シクラメン3.JPG

風媒花

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カライトソウ2010.11-1.JPG

今年は7月8日に、
昨年は7月7日にとりあげた
唐糸草が、また花を咲かせています。

本来の花期は7月~9月で、
例年は花期が終わったら
ハサミをいれるのですが、
今年の夏はバタバタとして
ハサミをいれるのを忘れていたところ、
11月の初旬に蕾をつけ、
この時期にまさかと思っていたら
次々と開花しているのです。

「虫媒花」から「風媒花」へと
進化する、その過程にある唐糸草。

肝心な部分は、他の動物には頼らず、
その代わり、あちこちに
必要以上のたくさんの花粉をまき散らし、
低い確率で受粉をして生き伸びるって
なんだか、とっても悲しい道です。

虫媒花は、その殆どが
虫の活動が活発になる春から秋にかけ
花を咲かせるのですが、
風媒花には、あまり季節や条件は関係なし。
12月近くになって花を咲かせたのは、
徐々に進化している証拠なのかもしれません。

もう一度、他の存在を信じて
自分たちだけで完結するような道をやめる、
そんな変化をしてくれたなら、
その方がよっぽど「進化」なのじゃないか、
と私には思えるのですが。

ホトトギス

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ホトトギス2010.JPG

チャペル神殿の敷地を
区切るラティスの裾、
誰も気づかないような場所に、
ホトトギスが咲いているのを
見つけました。

植えた記憶がすぐには出てこず、
いったいいつ植えたんでしたっけ?
と先輩と記憶をたどると、
2001年、チャペルに
「光のバージンロード」ができた時、
けっこう庭をいじくりまわされ、
その翌年から咲かなくなったんだ、
という事を思い出しました。

そして、苗で植えたのは
確かその前年だという事も。

それからずっと咲かなかった花が
今年、実に10年ぶりに、
本当に細い茎をしならせながら
ひっそりと咲いたのです。

ホトトギスって、
色んな家庭の庭先で
束になって太く咲いている、
そんなイメージしかなかった。
こんな繊細で可憐な姿は初めて。

10年間、土の中で待ってたんだね。
待っていてくれてありがとう。
そして咲いてくれてありがとう。

パンパスグラス

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パンパスグラス2009.jpg

パンパスグラス2010.JPG

別棟のレストランの庭で
パンパスグラスの花穂が開いています。

パンパスグラスは
ススキと同じイネ科の南米産の植物で、
パンパスは草原という意味、
グラスは葉っぱという意味です。

画像は、上が昨年撮ったもの、
下が、つい先日撮ったもの。
今年のパンパスグラスは、
例年に比べて野趣味に溢れている、
というか、
なんだか喉が渇いている
野生の動物みたいな、いでたちです。

異常気象だった今年の夏。
人間界にも様々な事が起こりましたが、
植物界も大変だった爪痕なのでしょう。

パンパスグラスは
ある程度大きくなると
移植が難しいと言われています。
それほどしっかりと根を下ろします。
でも地上に表れている、そのサイズは、
他の植物のエリアを犯すことなく、
同じサイズで変わることがありません。
画像でもわかるように、
むしろうちではルドベキア高尾
うまく共存しています。


毎日その成長を見ている私たちには、
サイズが変わらないことで
何も変わってないように思ってしまうけれど、
昨年の画像と比べてみて初めて、
今年はずいぶん疲れている事に気づきました。

秋の雨は鬱陶しいけれど、
この雨で、パンパスグラスが
少しでも元気を取り戻してくれたら
何よりです。

名残花

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イトバハルシャギク2010秋.JPG

ブルースター2010秋.JPG

まめ2010秋.JPG

6月から咲いていたイトバハルシャギク
5月から咲いていたブルースター
4月から咲いていたマメの花(正式名は未だわからず)が、
それぞれに再び花をつけました。

どれも今年の暑かった夏の間は、
ほとんど花をつけていなかった花々です。

ブルースターに限っては、
花の時期が5月~10月とされているので、
そんなにおかしなことではないのでしょうが、
春先に咲いたブルースターの花が、
サヤになって、種となって、乾燥してサヤが割れて、
という種までの流れを日々観察する中、
同時期にそのすぐ横で花が咲く光景は
今まで見たことがなかったので、
やはり今年は異様な感じがありました。

ブルースター種1.JPG

それぞれ、一度は咲ききったと思われた花。
夏のしんどい期間、花をつけずにいまさら、
といった感じは否めません。

急に涼しくなり、急に雨が降ったことで、
モサモサになりつつある庭。
名残の花を見ながらも、ガーデニングでは
次の春をイメージして、球根や種まきなど、
来年の春の仕込みの期間がやってきます。
そしてその後は、
宿根草にバッサリとハサミをいれ、冬を迎える準備です。

チャペル前2010.9.12.JPG

ガーデニングスタッフです。

今日は疲れた顔してるので、あまり大きく載せないで~とのことでした(笑)

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