ヤ行の花の最近のブログ記事

遊蝶花(ユウチョウカ)

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ビオラ1.JPG

いよいようちのガーデニングも
冬支度を始めました。

宿根草を中心にしている
このホテルのガーデニング、
サルビア系などで幾つかの宿根草は
まだ頑張って咲いてくれていますが、
今週からそれらも含め、
地上から30センチ位を残してカットし、
それぞれの根元を腐葉土などで
カバーをし始めています。

なんとか冬をしのいで、
来春、また元気に芽を出し
花を咲かせて、という思いを込めて。

丸坊主になり、さみしくなる庭で
宿根草の代わりに活躍してもらうのが
このビオラを中心とした一年草たち。

スミレの園芸種であるパンジーは、
19世紀に北欧で野生のスミレを
かけあわせてできたそうです。
野草を交配させて、新しい花を作る、
というのは当時の科学では
かなり画期的だったのでしょう。
その後の盛んな交配と
色んなところで自由思想のシンボル
として使われてきた事から
この花がいかに愛されてきたのかが、
よくわかります。
現代でも引き続き
品種改良は盛んに行われており
「ビオラ」というのは
最近、流行っている
パンジーの小ぶりな品種のものです。

もともと、大きなスミレを求めて
始まった品種改良が、
200年の時を経て、
小型化が進んでいる、というのは、
ガーデニング界のおもしろい流行。

日本には江戸時代に輸入され、
「遊蝶花」という名で親しまれ、
今でこそ、冬のガーデニングに
欠かせない存在ですが、
当時は春の季語だったそうです。


おそらくガーデニングの世界では
もっとも大衆化したこの花。
品種も多くなり
呼び名も時代に合わせて変わり、
また象徴とする季節も変わり、
ただ変わらないのは、
いつの時代も、どこの土地でも
愛されてきた、ということ。


変わらずにいることって
良い事のようにとらわれがちですが、
時代と流行に合わせて
変わっていくことって、
必要とされ愛されているからこそ
求められる、大切な事なんですね。

八重咲き孔雀アスター(ヤエザキクジャクアスター)

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八重咲き孔雀アスター1.JPG

チャペル前の庭で
八重咲きの孔雀アスターが
とても鮮やかな色で咲いています。

宿根草はその殆どが
冬の準備といわんばかりに
花じまいをしている中、
このアスターは宿根でありながら
12月まで咲いてくれます。

やっぱり秋は菊系が強いなぁ。

ここのところ風が強い日が続き、
輪っかになったワイヤーで
よりかかり場所を作ってあげないと
ぐったりと倒れてしまっていますが、
それ以外は花も葉もとても元気。

うちのアスターは80センチ位に
育っているのですが、
6月位に一度切っておくと、
秋になっても30~40センチくらいの
倒れない高さになるみたいです。

青や紫の花が好きで、
気がつくとブルー系の花ばかり
紹介しているこの花日記ですが、
この八重咲き孔雀アスターは
実に一ヶ月ぶりの青い花。

目に入るホテル敷地の風景が
だんだんとくすんだ色に染まる中、
他の季節のブルーの花より
心をグッと掴んでくる八重咲きアスター。

そこにあるモノは不変であっても、
周囲の環境と、見る人の心境によって
印象とは深くも浅くもなるものなのですね。

藪蘭(ヤブラン)

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ヤブラン2010.JPG

やぶ蘭2.jpg

敷地内のあちこちで
ヤブランが咲き始めました。

夜の気温が下がる時期を待っていたかのように
この時期に咲き始める、秋の訪れの象徴の花。

名前に蘭とはついていますが、
ラン科ではなく、ユリ科のこの花は、
栽培のしやすさから、
わりとどこでも見かけることが多く、
珍しい花でもないのですが、
今日、この花を見つけたのは、
従業員通路にある屋外階段の脇。

いったい誰がここに植えたんだろう??

私たち、サービス業の仕事は、
自分自身がギスギスした気持ちの時には、
どうしても偽物の笑顔になってしまうし、
気持ちが豊かではない時の接客は、
「サービス」ではなく「作業」になってしまう。

株分けで簡単に増やせる花ではあるけれど、
仲間たちが出勤する時に
視界に花が入ってきたらいいだろうな、
と、ガーデニングチーム以外の
誰かが植えてくれたヤブラン。


優しい気持ちになれた事を、
花日記でお裾わけです。

ユーパトリウム(西洋藤袴)

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ユーパトリウム1.JPG

チャペルの向かって左側、
ユーパトリウムが優しげな風情と共に満開です。

もともと、切花用の栽培目的で輸入されたユーパトリウム。
栽培も簡単な宿根草であることから、
ガーデニング用としても定着したようです。
冬に地上に出ている部分がなくなっても、
根に白い部分さえあれば、地下茎でしっかりと育ち、
春には芽が出て夏には花を咲かせます。
ネットでいろんなサイトを見たところ、出てくる表現は
「とても強い」「かなり丈夫」「手間いらず」
そんなのばかり。

秋の七草の中の一つである「藤袴」は、絶滅危惧種。
この強さの違いはどこからくるのでしょう。

一方で、植物の分類上は属する場所がかなり頻繁に変わり、
『ユーパトリウムという名だがユーパトリウム属ではない』
『西洋フジバカマと呼ばれるがフジバカマとは同じ属ではない』
『菊科アゲラタムに非常に似ているが同じではない』
学問上は、どこにいても、居場所を否定ばかり。

その優しげな姿とは裏腹に、
しっかりとした強さをもつユーパトリウム。
唯一の難点は、強すぎることから共存できる花の限られること。

でも、今年の夏のように、
誰しもがうなだれてしまう厳しい環境の中でも
キチンと花を咲かせる、そのバイタリティは、
例え、共存できる相手がいなくとも、
それだけで、とても貴重な存在と言えるでしょう。

百合(ユリ)

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百合の季節がやってきました。
チャペル神殿レストランの庭や
玄関アプリーチなど、
ホテルの敷地内、
いたるところで花を咲かせています。

ユリは花屋さんに行くと
年がら年中、おいてある花です。
花屋さんでしか見ないと
季節感がない花です。

5年前、敷地内の色んな場所に
色んなユリの球根を植えたのは、
ユリが咲く季節がいつなのかを
スタッフに体感として知ってもらいたい、
という気持ちと、
お花は花壇じゃないところにも
咲いている方がいい、という
2つの気持ちからです。

決められた場所だけに
花を植えるのなら、
ガーデニングを外注した方がはるかに楽。
自分たちでやるからには、
花を咲かせようとする範囲に
自分たちで制限を作りたくなかった。

ユリは切り花として
室内に生けると、その強い香りで
好き嫌いがはっきりと分かれる花です。
私自身、強い香りは苦手、
切り花のユリの匂いは苦手です。

ユリ1.JPG

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敷地内に咲く、
地面から生えているユリを見ていると、
ゆらーり、ゆらーり揺れて、
程よい香りを風にのせて運び、
「ユリ」の語源が「揺れる」からきている、
という話を思い出させてくれます。

こんなしなやかな強さ、
私も身につけたいものです。

雪の下(ユキノシタ)

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14年前にN-36.5をオープンした頃、
庭の日陰に花がなくて寂しかったので、
料亭旅館・浅田屋の女将さんから
ユキノシタの苗をもらい、植えました。
(女将さんは店の屋上で、
店に生ける為の山野草を
たくさん育てているのです。)

ユキノシタは、半日蔭を好むので、
どんどん増えていったのですが、
数年前に何本かのアメリカカエデを切った時から、
日当たりが良くなりすぎたせいで、
ユキノシタは年々、減っていき、
とうとう今年は1本だけになってしまいました。

この画像を撮った時は、
とても陽がさしていたのと、
レンズをうっかり指で触った後だったので、
まるでユキノシタが「眩しいよぉ!」
と言っているかのような画像になりました。

今年の花の時期が終わったら、
仲間が増えそうな場所に移してあげようかなぁ、
と考えています。

矢筈豌豆?(ヤハズエンドウ?)

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昨年、「スイートピー?」というタイトルで
花日記に登場した豆の花。

どうも自信がなくて調べなおしたのですが、
エンドウ豆の花か、
ヤハズエンドウの花か、
スイートピーか、未だわかりません。

この植物は、他の植物に絡みつくように
どんどん大きくなります。
うちでは、ツツジがその絡まれ役なのですが、
5月から最高の花の時期を迎えているツツジも、
この豆に絡まれたツツジだけ、
花を咲かせませんでした。

ヤハズエンドウ2.JPG

その事は一度経験していて、
わかっていたはずだったのですが、
今年はあえて共存にかけてみたのです。
・・・失敗でした。

花はキレイなのです。
色も、これ以上ないくらい最高です。
だから抜く前に、
N-36.5のフロントのKさんに
切り花として使ってもらいました。
Kさんのお花の生け方は独特で素敵です。

ヤハズエンドウ3.JPG

他の植物に迷惑をかけずに、
この花のよさを発揮できる方法を
今、ひたすら模索しています。

ユリオプス・デイジー

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デイジー1.JPG

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ホテルの道路に面した入口から、
天使のほっぺに続くスロープにかけて、
ユリオプスデージーがキレイに咲いています。

銀緑色の葉っぱで
年中、見る人を楽しませてくれてはいるものの、
やはり花の咲いている姿は華やかです。

このホテルは入口に看板がなく、
それは街並みを風景を、我が商売の為に壊したくない、
という社長の思いから来るものなのですが、
正直、初めてくるお客様には判りづらい面があります。

目印は、光るガラスのオブジェと、
今の時期から夏にかけて、
入口まわりに咲く花々です。

目に飛び込んでくる風景に、
花が多くなってきたと感じられたら、
そこがホテルの入口。
まずは、このユリオプスデイジーが、
スタッフの代わりに出迎えてくれます!

雪柳

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ユキヤナギ3.JPG

お花屋さんでは、
もうシーズンを終え、
通勤途中に見かける町中の民家では
今が満開の、そんな雪柳ですが、

このホテルはやはり少し高台にあるせいか、
まだ7分咲きくらいです。
教会の正面の庭に、
2か所、かたまって咲いています。

雪柳は
花を咲かせて1度、
その後は新緑で2度目、
紅葉の時期に3度目と、
何度も見る人を楽しませてくれます。

決して主役にはならない花ですが、
真冬以外はずっと彩りを添えてくれるため、
山の斜面の泥が崩れるのを防ぐために
埋め込んだ石を隠すのに
とっても重宝しています。

個人的には、
あっちこっちに向かって
自由に咲いている感じが、
とっても好きな花です。

ユーパトリウム(洋種藤袴)

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最近、ネタがないなぁ・・・
と思いながら、敷地内の教会周りを歩いていたら、
発見したのが、このユーパトリウムです。

最初、私はてっきり花屋さんで見かける「アゲラタム」という花だと思い込み、
先輩スタッフに一応、確認したら、
ユーパトリウムっていう、宿根草よ~とのことでした。
あー確認してよかった。っていうか、そっくり。

耐寒性も、耐暑性もあり、手間もかかりません。
花が小ぶりなのもあるのですが、
1週間前には、葉っぱしかなかったように思えていた固まりが、
いきなり、鮮やかに満開になっていたので、
私は、ちょっとびっくりです。

ガーデニングの楽しさって、
私の中では、なんといっても、このサプライズ感にあります。

毎日、芽が出ないかな、蕾ができないかな、花が咲かないかな、
と思ってみていると、なかなか変化してくれない。
しかし、するべきお世話をキチンとしておけば、
最後は自力で、その子が本来持っている力で、ちゃんと花開いてくれる。

嬉しくなっちゃいますねぇ。

別名は、西洋フジバカマ、青色フジバカマ、丸葉フジバカマ、
ミストフラワー(これは可愛いネーミングだ!)、
宿根アゲラタム(これはどうかと思う)。

フジバカマは、秋の七草だけに、
きっと秋まで咲きつづけてくれると思います。

☆この花の見られる場所☆
敷地内、別棟チャペルと、別棟神殿の間

ガーデニングスタッフです。

今日は疲れた顔してるので、あまり大きく載せないで~とのことでした(笑)

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