いよいようちのガーデニングも
冬支度を始めました。
宿根草を中心にしている
このホテルのガーデニング、
サルビア系などで幾つかの宿根草は
まだ頑張って咲いてくれていますが、
今週からそれらも含め、
地上から30センチ位を残してカットし、
それぞれの根元を腐葉土などで
カバーをし始めています。
なんとか冬をしのいで、
来春、また元気に芽を出し
花を咲かせて、という思いを込めて。
丸坊主になり、さみしくなる庭で
宿根草の代わりに活躍してもらうのが
このビオラを中心とした一年草たち。
スミレの園芸種であるパンジーは、
19世紀に北欧で野生のスミレを
かけあわせてできたそうです。
野草を交配させて、新しい花を作る、
というのは当時の科学では
かなり画期的だったのでしょう。
その後の盛んな交配と
色んなところで自由思想のシンボル
として使われてきた事から
この花がいかに愛されてきたのかが、
よくわかります。
現代でも引き続き
品種改良は盛んに行われており
「ビオラ」というのは
最近、流行っている
パンジーの小ぶりな品種のものです。
もともと、大きなスミレを求めて
始まった品種改良が、
200年の時を経て、
小型化が進んでいる、というのは、
ガーデニング界のおもしろい流行。
日本には江戸時代に輸入され、
「遊蝶花」という名で親しまれ、
今でこそ、冬のガーデニングに
欠かせない存在ですが、
当時は春の季語だったそうです。
おそらくガーデニングの世界では
もっとも大衆化したこの花。
品種も多くなり
呼び名も時代に合わせて変わり、
また象徴とする季節も変わり、
ただ変わらないのは、
いつの時代も、どこの土地でも
愛されてきた、ということ。
変わらずにいることって
良い事のようにとらわれがちですが、
時代と流行に合わせて
変わっていくことって、
必要とされ愛されているからこそ
求められる、大切な事なんですね。

最近のコメント